3275 Words

The story of how my passport was stolen in the Czech Republic 😢.

チェコでパスポートを盗られても、なんとか帰ってこれた話

2020 年も終わりが近づいてきたので、今年一番記憶に残った出来事について書いてみたいと思います。

それは楽しい旅行の最後に起きました。
修士論文試問会が終わり、コロナが広がる直前に中学からの友達と 3 人でヨーロッパを旅行していました。
ロンドン、ブダペスト、ウィーンと巡り、旅の最後プラハへ向かう電車の中で悲劇は起きました…

…そう、置いていたかばんがない。

気づいた段階ですぐに周囲や電車のトイレなどを探し、車掌さんにも伝えました。
しかし、時すでに遅し…複数の途中駅などにも停車していたためか、逃げられていたようでした。

失くしたかばんは貴重品など大事なものを入れたメインのかばんだったので、カメラ・財布・クレジットカード・パスポート…
他にも大事なものが入っていました…

そんな大事なものを入れたかばんをなぜ手放した…そう言われて言い返す言葉はありません…
旅行の最後だったからか、油断していました…

しかし、盗られてしまったものは仕方がない。 待っていても解決しません。
幸い携帯を電車の中で充電していて手元にあったため、すぐにクレジットカードを止め、保険会社に連絡。
またパスポートがなければ帰れないため、チェコから一番近い日本大使館を探しました。
幸いにも、一番近い日本大使館は在チェコ日本大使館でした。

ただ、一筋縄ではいきません。
チェコに到着後、急いで大使館へ向かいましたが、到着した時点で現地時間 15:30 でした。
在チェコ大使館の受付時間は 16:00 までのため、時間がなく手続きができないと言われてしまいました。
チェコ到着日は金曜日であり、大使館は土日お休みのため、次に手続きできるのは週明け月曜日。

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この時点で日曜フライト予定の帰国便はキャンセル、Airbnb で予約した宿泊先も延泊が確定です。
大使館で帰国のための渡航書を発行するために必要な書類を教えてもらい、その日は帰宅しました。

土曜日になり、必要な書類を用意するミッションが始まります。 必要な書類は以下の通り。

  • 一般旅券発給申請書みたいな書類
  • 警察署でもらえるパスポートの紛失盗難届出書
  • 帰国のための渡航書に必要な写真

※他にもあったかも

まずは大変そうな警察署でもらえるパスポートの紛失盗難届出書をもらいに行きます。
警察署が日本ほど分かりやすいわけではなく、看板も窓も一切ない建物の中だったため、かなり迷いました…
不審者みたいだったかもしれない(笑)

警察官の方は基本チェコ語のため、Google 翻訳を使ってパスポートを失くしたことを伝えました。
すると、すぐには対応ができず、駅に行ってかばんが届けられていないか確認してこいとのこと。

駅に行って落とし物センターのような場所を探します。意外とすぐ見つかり確認、やはり届けられていないとのこと…

改めて警察署に戻り確認した旨を伝えましたが、英語ができる人がその日はいないため、また明日来てほしいと追い返されてしまいました。

警察でパスポートの紛失盗難届出書をもらうことは諦めて、大使館で教えてもらった写真スタジオに向かい、写真を撮影。
良くパスポートを失くした人が来るのでしょうか。店員さんが慣れすぎていてびっくりしました。

この日の晩、警察で紛失盗難届出書を必ずもらうため調べていると、在チェコ日本大使館より チェコ警察への被害届用紙 が提供されていることを知りました。
これは日本語とチェコ語で同じ質問が書かれている書類なので、事前に用意しておけば警察での書類作成が円滑に行われるもののようでした。

ただ、印刷する場所がない…と困っていたのですが、たまたま Airbnb の宿泊先の近くのかばん屋さんで、失くしたかばんの代わりを買ったのですが、 店員さんの後ろにプリンターが見えました…
これしかないと思い、店員さんにパスポートを失くしたこと、手続きの関係で書類の印刷がしたいこと、後ろのプリンターで印刷してもらえないか、お願いをしました。
大変ありがたいことに快諾、お店のアドレスに URL を送り、印刷していただきました…
ちなみに PLAYBAG というお店でして、デザインが良く愛用しています。 ぜひチェコに行く機会があれば行ってみてください。

翌日。
再度警察署に向かいます。 事前に用意した書類を持って伺い、英語ができる人がいるか確認したところ、いらっしゃいました。
書類を見てちょっと待ってねと言われたので、待機。 その後、紛失盗難届出書を受け取りました!

あとは、大使館に行くだけなので、その日は観光。
既に午前中に友人は帰路についているので、一人で観光していました。 パスポートやらカメラを失って得た景色は絶景でした(複雑)。

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月曜日、大使館に書類を持って伺います。特に不備はなく、数時間待ってもらえればとのことでしたので、少し観光。
戻ると、帰国のための渡航書ができておりました。

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事前に予約しておいた火曜日午前のフライトで帰国します。
空港で荷物預け入れの際にパスポートを求められたため、帰国のための渡航書を出すと、ナニコレ?という顔をされました…
不安になりつつ、パスポートの盗難にあった旨を伝えると、スタッフ同士で何か話しつつ通過。良かった…

そして、最後の関門、出国審査。
さすがに、いろいろと聞かれました。多分 10 分くらい話してたのかな。
いつどこに行ったのか、盗難された経緯などを聞かれました。
ただ、最後には Don’t worry. 笑顔で送り出してくれたこと、忘れません。
無事に日本に着いた時は、さすがにちょっと涙が出ました(笑)

大学に戻り友人、研究室のメンバー、色んな人に笑われました(笑)
入社してからもネタに…
もう二度と経験したくないですし、皆さんもするべきではないですが、今となっては良い経験でした。

学び

さて、無事に帰ってきたからいいものの、ちゃんと反省しましょう(笑) 皆さんに気を付けていただきたいことをまとめます。

海外でかばんは手放さない

そんなことは分かっていた。分かっていたんです…
なので、ここではパスポートが盗られてしまった時のためにどうすればいいのか、盗られる前提での学びを書きます。

パスポートのコピーを持っていく

(可能であれば)パスポート用の写真も持って行く

パスポートのコピー。これ、あるかないかで手続きが全然違うんです。
実は以前アメリカへプロジェクトで行った時、一緒に行っていたメンバーの一人がパスポートを失くしてしまったのです。
その時、パスポートのコピーがあったため、再発行の手続きがスムーズに行われたことを見ていました。

実際今回も大使館の手続きはもちろん、警察署での手続きでもパスポートのコピーが大変役に立ちました。
これを読んだあなたはぜひ、いや必ず、パスポートのコピーをいろんなところや一緒に旅行に行く人に分散させて旅行へ行ってください。
まあ、そもそも盗られなければいいだけの話なのですが、相手もプロなのでそうもいかない時もあります。

大使館の場所を調べておく

帰国のための渡航書を発行してもらうためには、大使館に行く必要があります。
ただ、もし携帯が盗られた場合なども考えると、すぐに調べることができない可能性があります。
そのため、事前に旅行先の最寄りの大使館を調べておくといいかもしれません。

お金・クレジットカードを分散しておく

かばんに全部を入れておくと、今回の場合路頭に迷うことになります。
そのため、かばんやスーツケース、サコッシュなどにお金やクレジットカードを分散しておきましょう。
私も海外に行くときは複数に分散していたため、なんとか現地で使うお金もあり、帰ってこれたと思います。

まとめ

これからの人生で、この経験を超えるインパクトのある出来事があるのだろうか…?そう思うくらいには壮絶だったので、まとめてみました。
パスポートが盗られないことが一番ですが、人間過ちを犯すものです←
万が一のために、読まれた方は対策をして海外に行きましょう。
私もたまたま帰ってこれただけで、もしかしたら一生チェコで生きていくことになったのかもしれないと心に刻んで、海外に行きたいと思います。